SSブログ

フィリピン 台風被災地に支援届かず略奪も [ニュース]

あまりに大きな被害に支援が追いつかない

medium_10797274175.jpg
photo credit: mansunides via photopin cc
台風30号のフィリピンでの被災者は970万人とも言われていて、台風通過から3日経った現在も食料配給などの支援が全然追いついていない現状です。商店や倒壊した家を物色したり、支援で駆けつけている赤十字の車でさえも襲われている(襲うというより、子どもを持つ親なら、必死で食べ物を求めるとおもいます)という状況です。
圧倒的に少ない軍や警察

治安維持と支援活動のために派遣されている軍や警察官の数ですが、レイテ州の州都タクロバンで、兵士わずか100人と警察官469人が投入されたとのこと。一体この人数でどれだけの範囲をカバーできるでしょう?被災者に比べ、圧倒的に少ない数です。フィリピン全土で見たときにどうなっているか、想像に難くありません。

ぐっとクールに状況を見れば、負傷している人を見殺しにしてしまわなければならないケースも多数出ることでしょう。AFPBBの記事では、自分が生きるための食べ物を求めて他の人の家を物色している人にもインタビューしています。社会的な地位のあった人でも、この災害の中で人としての誇りを失っていくということが伝わってきます。

私たちがもし、同じ状況になったらどうでしょう?
南海トラフでの地震の可能性がさりげなく周知されていますが、日本でもかなり広範囲が同時に甚大な災害に見舞われることも可能性として無いわけではない、というかありそうですよね。
そのとき、私たちがどのように行動できるか。どのような援助が欲しいか。
今、それを考える時間があることが、幸運だと思います。
日本の救援隊もマニラに到着しているとのこと、事態が早期に落ち着くことを祈るばかりです。



災害大国・迫る危機 日本列島ハザードマップ

災害大国・迫る危機 日本列島ハザードマップ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2013/03/29
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。