500年以内に陸上短距離走の全選手が4足走行になっている いとうけんいちさん [スポーツ]
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走りの師匠はパタスモンキー?
おそらく何人かの人が「パスタモンキー」と読み間違えたことは想像に難くない。つまり、それだけ耳なじみのないお猿さんだ。このお猿さんは、猿、(失礼!)、去る14日、東京駒沢のオリンピック記念総合運動場で4足走行100メートル世界記録をたたき出した「いとうけんいち」さんが走りのモデルとしたお猿さんだそうだ。
1982年生まれのいとうさんが4足走行に目覚めたのは、2003年に訪れた動物園で見た猿の走り方に憧れたからだという。つまり、21歳になってから4足走行のトレーニングを始めたらしいのである。
大人になってからの夢の追求と実現、いいじゃないですか!
この4足走行、以前から世界のメディアも取材に来ていたようで、ロイターが世界発信したり、2012年の記録達成動画は1日で50万回再生されるなど、意外とグローバルな人気があるんですね。というか、いとうさん自身、実は19歳から3年間 NY(ニューヨーク)での生活経験があり、海外での知名度があり、アメリカンコミックスのパイオニア、スタン・リー氏もいとうさんを高く評価しているとのことなのです(by Wikipedia)。
おそるべし、4足走行!
「2020年、東京オリンピック短距離走に4足走行で参加する!」今回の記録達成時にいとうさんはこんなコメントを発信していますが、以前にも気になる発言をしています。それは...「500年以内に陸上短距離走の全選手が4足走行になっている」
というエントリのタイトルにもしたコメントです。500年という常人では考えつかないタイムスパンで人類の進化の方向性を指し示したこの予言は、たいへん示唆深いものです。
たとえば、空気抵抗の観点から通常の走り方と4足走行を比較すると空気抵抗が60%以上軽減(私の目測値)されます。また、高校生スプリンターの桐生くんは、スタートからの前傾姿勢を保った走行が速さの秘訣(ひけつ)と言われましたが、4足走行は極限の前傾走行を実現できるスタイルなわけです。
いとうさんは、ここ10年、日常生活も4足歩行で行い、筋肉のトレーニングをしているとのことですが、これが第2世代、第3世代と代々受け継がれ、予言実現に向けた人類進化を体現していただければと思います。ほんとに、そのころ自分が生きていないのが残念ですが。
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